どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

JVCケンウッドの耳栓

もうシーズンは過ぎてしまったが、セミの声が全力でうるさかった頃の話。

朝から特にセミの声が強烈に響き渡り、普段使っている『dBud』ではとてもではないが、その声を遮断することができなかった。

イヤーマフをするには真夏で暑すぎる。
そこで思い出したのがJVCケンウッドの耳栓『EP-S433』だった。

 

 

コレは以前に購入していたのだが、どうにも装着感がきつくて馴染めなかったため、お蔵入りしていた商品。

本体がプラスチック。耳に触れる部分がエアクッション構造になっていて、けっこう耳にフィットする。(個人差はあると思う)
そして耳の穴に入る部分には交換可能なイヤーピースを付けて装着するかたちだ。

シリコン製のイヤーピースは市販品の『EP-FX2』が使われている。

(メーカーに確認したので間違いないはず)
低反発ピースのほうはサービスパーツという扱いらしく、通販サイトで品番を検索しても出てこなかった。

メーカーHPの商品ページに

>低反発イヤーピースはサービスパーツのご用意がありますのでお問い合わせください。
> (部品番号 : S サイズ JD9386-00WA、 M サイズ JD9387-00WA)

と記載があるので、メーカー通販でしか入手できないということだろうか。
少々面倒な気がする。

さて、肝心な遮音性能だが、『最大35dbの遮音性』とあるように、確かに『dBud』よりも遮音性能は高いと感じた。

ただ、メーカーHPにある遮音イメージの動画は性能を盛り過ぎだろう。
あそこまでの遮音性能は体感できなかった。

無音の世界を体験できるほどではないにせよ、近所の木々で鳴くセミの声を緩和させるのには十分だった。

お蔵入りしていた商品であるため、長時間の装着にはちょっと厳しい。と私個人は感じている。どうにも耳が痛くなってしまう。
耳の形は人それぞれである。フィット感や違和感も装着してみないことにはわからない。というところだろう。

装着したまま横向きに寝るのにも不向きである。
本体の芯がプラスチック製であるため、どうにも”異物感”が気持ち悪い。

―高い遮音性で思い出したが、『モルデックス社』の耳栓の遮音性は高い。
全体がウレタン系の耳栓であるため、耳の穴をばっちり塞いでくれる。

塞いでくれるのはいいのだが、それ故に人の呼びかけなどがほとんど聞こえないという問題がでてくる。

誰かに呼びかけられていると気づいた際には、いちいち耳に押し込んだ耳栓を抜く必要がでてくる。

これが結構面倒であり、さらに耳に戻す際にも耳栓を押し縮める必要があるので、これがまた面倒。

その点『EP-433』は他人の呼びかけは聞こえなくはない。
環境と声質によるのだが、装着したままで会話できることもある。
脱着と装着もウレタン系耳栓よりは手軽だと思う。

なかなか一つの耳栓でカバーするというのは難しい。
それぞれに一長一短あるのだ。