どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

秋と夏のなごりが同居しているようで

朝からコオロギが鳴くようになったと思えば、どこからともなくツクツクボウシの声も聞こえてくる。

―「ツクツクボウシは夏のものだったかな?秋のものだったか?」
調べてみると晩夏から初秋の季語として使われているようなので、時期的に”まさに今”の生き物だ。―

部屋は二階であるため熱がこもりやすく、晩にはまだ日中の熱気が残っていて、少々熱く感じることもある。

それでも朝方にはその熱気もどこかへ消え去ってしまい、肌寒さで目が覚める。

異常に暑かった夏が過ぎ去ろうとしているのだと思うとほっとするようでもあり、少し寂しくもある。

こういった少し寂しさを感じるような静かな朝に、賑やかな動画を見るというのも勿体無いような気がしてしまう。

気持ちが肚に落ち着いている状態が浮き上がってしまって、頭の中や、體で感じている雰囲気まで変わってしまうのが、なんとも惜しい気がした。

―遠くで草刈機が雑草を刈り取る音が響いていて、そこにもまだ夏の残りのようなものを感じる。―

こういう時に有り難いと感じる『はてなブログ』の横の繋がりというか、ご縁とでも言えばいいのだろうか。スターをくれた方やお勧めで出てくるブログの質感が、気持ちや雰囲気を壊さないものを多く紹介してくれる。

(以前にも似たようなことを書いた気もするが、まぁいいだろう)

日常の切り取り方一つにしてみても、その描写がガチャガチャと騒がしいものではない。

簡単に破れてしまいそうな空間のイメージを、丁寧にゆっくりとした手仕事で切り取って言葉に置き換えているような。そんなイメージだ。

そうして書かれた文章を読んでいると、暖かい紅茶でも飲んでいるような気分に浸れる。

落ち着いた時間を、なんとも贅沢に過ごしている気持ちになれる。