どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

體と体

この「体」という漢字は、もともとは「からだ」という意味の漢字ではなく、「劣る」とか「荒い」という意味の漢字で、音読みもホンだったと言われています。

kanjibunka.com

この話を誰から聞いたのか忘れてしまったが、そういう説があることはどうやら間違いないようだ。
(何事にも諸説あるので断定はできない)

早ければ12~13世紀ごろには、この字を「體」の代わりに用いることがあったのではないかと推測されます。

ずいぶんと昔に略字として使われていたようだが、一体誰が「劣る」や「荒い」なんて意味の文字を当てたのだろうか。

「体育」なんて「劣るを育てる」や「荒いを育てる」というような意味になってしまう。

漢字文化資料館HPによれば、面倒に思った人が略字として使ったのではないか?とあるが、それならば「髑髏」や「薔薇」などの漢字はどうなのだろう。

確かに、やたらと画数の多い漢字で、略字になっていない文字は常用することは少ないように思う。

それに比べ、「体」という文字は多用されている気もする。
毎回「體」と書くのは面倒な気もしないではないが、それほど難しい漢字とも思えない。

「骨」と「豊」
骨が豊かで丈夫なカラダ。とでも憶えれば、それほど難しいことではないのではないか?

私からすれば、「檸檬」や「醤油」のほうが覚えにくいし、書くのも面倒に感じるのだが。