思いつきを残す ボイスレコーダー
買おうか迷っていたボイスレコーダーを買ってしまった。
使いやすいし、さすが声を記録することに特化しているだけはある。
しかし出来がいいからとか、使い勝手がよくても自分の生活パターンに馴染まないものもある。
そういったモノはハードウェアであれライフハックのような方法であれ、いつの間にかライフスタイルの中から自然消滅する。
まぁ、そんなことばかり考えていても前へ進まないので、後悔するなら買って後悔したほうがいい。(あまり高額商品だと無理はできないが)
― 今のところは良い道具
よく車の中で思いつくことがあるが、そういう時に限って車を寄せる場所がなかったりする。
スマホにもレコーダーのアプリはあるが、それを起動するまでが面倒くさい。
画面操作する必要もあるので、運転中にやれば違反だ。
ボイスレコーダーのいいところは、物理ボタン一つで録音が開始されること。
電源が切れていてもボタン一つで起動して録音が始まる。
指でさわればわかるので、信号待ちのタイミングでさっと音声メモができる。
これはかなりモヤモヤした気分にならずに済む。
運転中に思いついたことをメモできることなんて、ほとんどない。
3つ浮かんだら2つは消えてしまう。全部思い出せないことなんてざら。
そしていつも頭を悩ませる。
「何を考えていたんだっけ?」
後に残るのは気持ちの悪いモヤモヤだけ。
別に文章にして記録する必要もない。
キーワードになるような単語だけでも記録しておけば十分役目は果たせる。
あとは落ち着いた場所でメモやノートに書き残す。
キーワードだけでは時間が経ったら意味不明。なんてことも考えられる。
不要になった音声データは消去して、メモリー上を片付ける。
この方法だと、暗い寝室でも使える。
何かを思いついたとき、電気を点けてメモを取るのも面倒だし、明かりで眠気が飛ぶことを考えると面倒になる。
ボイスレコーダーなら手探りで操作して残すだけ。
明かりをわざわざ点ける必要もなければ、メモを書く体勢になる必要もない。
しかし、どうしてアイディアとは変なタイミングでやってくるのだろうか。