どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

湯船で思いつく

文章を練るのに最も良い場所は三上と、とある文学者が言っているように、落ち着ける場所であり、且つ余計なことが出来ない場所のようだ。

私の場合はこれに風呂が入ってくる。

ゆっくりと湯船に浸かっていると、ふいに文章が浮かんできて悩ましい。

これが買い物の品ならば対策はできている。
耐水性のメモが脱衣所に置いてあって、そこにざっとメモをする。

耐水メモなんてモノが100円で買えるのだから、実に便利というか、恵まれた時代に生きているのだと思う。

で、買い物のメモ程度の文字数であれば問題ないのだが、長文になればさすがに厳しい。

早々に風呂を切り上げてパソコンの前に座るか。
それとも思いついた文章は諦めて、ゆっくりと湯船で過ごす時間を優先させるか。

ゆっくりと風呂を済ませた後で書けばよさそうなものだが、なぜか時間を置くと全体の流れというか、構成のようなものが変わってしまう。

「確かこういう流れだったような気がするが、どうもあの時に浮かんできたものと違う」

そういうことが多い。
なぜか正確に思い出せない。
融通は効かない。自分をそれに合わせるしかない。

防水のスマホで書くという方法もあるが、どうにもスマホで文字を打つのは慣れない。

最近では喋れば文字起こしをしてくれるアプリもあるようだが、喋っていると混乱することが多い。ASDの特性なのかもしれない。

だから文章は静かに画面と向き合っておいて、キーボードを叩くスタイルが一番”引っ掛かり”のようなものを感じないで済む。

便利な世の中になり、便利な道具は増えてきているが、それが馴染めない方法や道具ならば、無理をして使うことはないだろう。