寒波がやってくる

何年前だったか。
強烈な寒波がやってきたことがあって、かなりの地域で水道管が破裂したことがあった。

テレビでは給湯器が凍りついて故障したとかなんとか。そんなことを言っていたような記憶がある。

田舎では倉庫なんかを建てている家も多くて、そこに水道を通していることも少なくない。

母屋に通っている水道管はそれほど低温に晒されることもないが、離れなどにある水道管は状況が違う。

倉庫の中などは暖房や断熱なんてしていないから、ほぼほぼ外気温と変わらない状況になる。

そこに水道が通っていたものだから、まあ、あちこちで破裂した。

氷で押し割られた水道管の異変に気づくのは日が昇った後。氷が溶け始め、水が流れ出した後だ。

そこから一斉に修理依頼が工務店に飛び込んでくる。

近所で同級生が工務店をやっているから、そこに電話したときも中々連絡がつかないような状況だった。

メーカーからパイプやそれに巻く断熱材の在庫が無くなってしまい、近所のホームセンターの棚からも塩ビ管が姿を消していた。

結局、水道管の騒動が落ち着いたのはどれくらい経ってからだったろうか。

来週には猛烈な寒波がやってくるらしい。

そんな昔のことを思い出しながら、水道管の凍結対策に手抜かりがないかと、あれこれ考えを巡らせている。