米につく虫
暖かくなると虫が活動を始める。
どの虫も有り難いものではないが、地球上で暮らしているからにはしょうがない。
その虫の中の1つに『メイガ』と呼ばれる種がいる。
これが米びつなんかに侵入してくるので、米を主食にしている者にとっては迷惑極まりない。
米用の低温貯蔵庫がある家ならメイガの被害はない。
メイガは低温に弱いから。
ただ低温貯蔵庫を用意するのにもコストの問題。それと場所の問題。
それに電気代もかかってくる。
米で商売をしている家であればそこまでする意味はあるだろうが、自分で消費するだけの米にそこまでのコストをかけるのは馬鹿馬鹿しい。
なので我が家では虫が活動しない期間は30kg単位で精米をして、虫が活動する時期には5〜10kgの小分けになっている精米済みのものを買い、冷蔵庫で保管するようにしている。
― タイミングを間違えた
ところが今年はタイミングを間違えてしまい、冷蔵庫に入りきれない30kgの米が室内に置かれている。
そしてそこにはタイミングを逸することなく、メイガがやってきてしまった。
― フェロモン誘引剤
昨年買ったまま使うことがなかったフェロモン誘引剤。
楽天で購入したものだ。
万が一に備え準備しておいたものだが、こんなに早く使う羽目になるとは・・。
何匹か米の周りを飛んでいたり、既に米の中に侵入しているものもいる。
早速フェロモントラップを米の近くに設置。30分ほど経ってから中を覗いてみる。
中央にある小豆色をした物体は誘引剤。
その周辺にいるのがメイガである。
誘引剤の力は間違いないようだ。
誘引剤の効力は1ヶ月程度らしいので、もしメイガを捕獲しつづけなければならないとすれば、おそらく半年間くらいは交換し続けなければならない。
その手間とコストを考えると、小分けにされた米を買ってきたほうが面倒がない。
冷蔵庫に保管できない米はメイガの侵入に加え、カビが発生するリスクまであるからである。