どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

SpinFit100+

SpinFit100+が届きました。使用目的は音楽を聞くためのイヤホンではなく、耳栓の一種である「dBud」という商品に装着するのが目的。
聴覚過敏があるので騒音は堪ったものではありません。半年くらい前からはメニエール病も発症していたらしく、気持ちの悪い目眩まで悩まされる始末。
耳鼻科の医師曰く「要因をコレだと特定するのは難しく、ストレスも要因の1つになったりもします。」とのこと。

耳栓を使用し始めたのは病院でメニエール病と診断されるより前でしたが、それ以前からの音ストレスが一因になっていたのかも。

音を感じる感覚なんて個人の受け取り方次第ですし、何かの数値がこのラインを越えた場合は耳栓を使用シて下さい。のような基準なんてありません。あくまで個人の感覚次第ですからね。
なかなか耳栓を普段の生活で装着するというのも抵抗があり、「うるさいけど、皆も一緒だよね。」と自分に言いきかせるようにして我慢していた次第。
良くありませんね。日本人特有の "他人と足並みを揃えないと落ち着かない" みたいな心理。
人と会話する時にイヤホンなんてしていると、なんとなく失礼な気にもなってしまいます。

過敏な感覚にフィルターを掛けるにより、生活に対する苦痛を軽減することができる。軽減していないと多大なストレスを負い続けることになる人もいる。ということがもっと認知されると良いですね。

SpinFit100+

今までSonyのハイブリッドイヤーピースを使っていました。(Made in Thailand)
まぁコレのコストパフォーマンスが高いこと。2セット4個入りで300円しませんからね。
ほぼ毎日使って・・半年は楽に持ちます。(当然使用環境で変わると思います)裂けたり割れたりということは無いんですが、少しづつ密閉性が落ちてきます。でも格安なので交換は全く負担になりませんでした。

で、なぜこの度SpinFit100+を試してみたくなったのかと言うと、 "装着感の評判がいい" "軸が40度くらい動く" ということ。

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親日国である台湾製


アジア系の外耳道は欧米人と違い、どうも曲がっているという話。
dBudの開発元はスウェーデンということもあって。外耳道に入れる部分がストレートな感じ。
若干前方向に傾いてはいますが、上下方向に角度はついていません。
なので装着すると本体が下を向くような状態になっていました。(外耳道が中で上がっているから?)

そのせいかSonyのイヤーピースでは若干音がくぐもっている感じがあり、dBudの性能を活かしきれていない感じがあったんですよね。

それがSpinFit100+に変えてから人の声が聞き取りやすくなりました。
元々そういうコンセプトで作られているものですから、フィルターの特性は「人間の声は聞き取りやすい」作りになっているはずです。ですから本来の特性が活きた状態になったのかな?

最初は「あれ?音が漏れて聞こえているのかな?」と思い、思わず耳栓を外して確認してしまいました。
耳栓を外すと外では元気いっぱいセミが鳴いていて、「あぁ、フィルタリングされているんだ。音漏れじゃなかった。」と、そこでイヤーピースの気密性に問題が無いことが確認できたくらい人間の声が聞き取りやすくなりました。

装着感については "まるで付けて感じがしない" なんていうことはなく、今のところSonyハイブリッドイヤーピースとの差異は感じられません。
ただ本体の向きが装着時に下向きから水平方向に変わったので、その辺りでの装着感は変わりました。
イヤーピースの高さの違いも関係していると思います。

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左)SpinFit100+ 右)Sonyハイブリッドイヤーピース

取れやすさについてもSonyハイブリッドとの差異はあまり無い気がします。
最初は全サイズを試してみて、一番フィット感の高いLサイズに落ちついた経緯があるからでしょうか?大きいと痛いし、小さければ取れる。こればかりはフィッティングしてみないとわかりません。

まだ交換したばかりでのインプレッションですから、追々気がつくこともあるかもしれません。
何かの参考にでもなれば幸いです。