焦らずに。でも事は進める。
焦らず。急がず。
でも事を進めるのは直ぐに。
そうしないと頭の中に浮かんだアイディアは流れて消えてしまう。
ちょっとしたタイミングを逃しただけで、次の瞬間には何を考えていたのかも消えてしまうこともある。
全く何度同じことを繰り返して反省すれば気が済むのか。
それでもまた一時の興味に釣られてしまう。
後回しにしてしまう。
ちょっとでもアイディアを残しておいたならば、それを手がかりに記憶を手繰り寄せることができるというのに。
それさえも面倒に感じてしまい、すっかり頭の中から消えてしまう。
後に残るのはモヤモヤとした気分だけ。
「大したことじゃないから」とか、「ちょっとした内容だから」なんていうのが間違いで、大したことじゃないから忘れてしまう。ちょっとした内容だから覚えていない。
世の中これだけ便利になって、記録する道具も山ほどある。
どうもそれが甘えになっている。
心の油断につながっている。
筆マメと呼ばれている人なんて云うのは、そもそもそんな便利じゃない世の中の頃からマメなのだ。
どうも心に「いつでもできる」という気持ちがあるものだから、それが甘えを生んでしまう。
「下らない」「しょうもない」
それを判断するのは後からできること。
残さないことには、その取捨選択だってできないじゃないか。