感謝の気持ち
人間は一人では生きられない。
そういう当たり前のことは忘れがちだ。
無意識でやっている「いただきます」に注意を向けてみると、その一食が出来上がるまでに、どれほどの人の手がかかっているのだろう。ふと考えてしまうことがある。
おそらく、想像しているよりも遥かに多くの手がその一食に携わっていて、そうやって一人の活動を支えている。
逆も想像してみると、自分がやっていることもそうなのだろう。
わずかではあっても、その仕事は多くの誰かを支える力になっているはずだ。
誰かに支えられている自分が誰かを支えて、そうやって見知らぬ人と人が見えない縁で繋がっている事を想像してみると、なんとも不思議な気がしてくる。
普段から感謝の気持を忘れずにいられればいいのだが、何でも日常化してしまうと気づかないものだ。きっと自分は失礼をしていることの方が多い人間だろう。
年末が近づいてきて、なんとなく今年も成長がなかった気がして、そういうことを考えてしまう。