どうでも良いことを考えてしまう。

なんてことはない、日常で思ったことのつぶやき。

アイディアの出処

「チャンスの神様には後ろ髪はない」
そんなことが言われるようになったのは、一体いつの頃だったか。

「後ろ髪がなければ、手でも裾でも引っ張ればいいじゃないか」
などと思わないこともないが、そこは神様のこと。

人には触れることのできない不思議な力が働いていて、掴むことができないのではないだろうか。

「だったら後ろ髪があっても同じなのでは?」
と、新たな疑問が浮かんでくるのだが、神様とはそういう理不尽な存在なのだろう。人智の及ぶところではないのだ。

そんな下らないことはさておき。

アイディアの神もまた、通り過ぎれば捕まえることができない存在なのではないかと思う。

「書く」ことのアイディア。
(私に限ったことなのかもしれないが)

ソレには鮮度のようなものがあって、時間の経過と共に薄れてしまい、終いには何が書きたかったのか忘れてしまう。

大まかなタイトル。主題のようなものは思い出せるのだが、細々したディティールのようなことが、まるでパイプが詰まってしまったように出てこなくなる。

その詰まりは時間を置くと固着に変わり、パイプの機能は失われる。

そうやって書くことを止め、放置期間。休眠のような状態に入る。

それが何かのきっかけで詰まりが無くなり、再び流れだすときが来る。

順調に流れてきたモノを汲み上げ続けていれば、目詰まりすることは無い。

― だた。

「流れてくるのだから、ちょっとくらい放おっておいても大丈夫だろう」
そんなズボラな態度でいると、在ったはずのモノは消えてしまう。
そして流れ自体も細ってしまい、なかなか望むカタチにならない。

「何かが降りてきた」
なんて言い方をすると大袈裟かもしれないが―。