言葉はどこから来るか
すっと流れるように文末までたどり着けることもあれば、どうしたってその続きが浮かんでこないこともある。
実に言葉とは不可思議なもので、ままならない。
後で書けばいいと思っているとかき消えてしまい、本当に跡形も残らない。
しまったと思ってみても、後悔先に立たずである。
一体、人間の頭の中はどうなっているのやら。
よく思うことが、自分が考えついているわけではなくて、世界に漂っている言葉や意識が何かの拍子で自分の中に入ってきていて、その時に何かを思いついたような気になっているだけで、実は自分の頭では何も考えていないのではないか?
そんなことを思う。
まあ、脳科学やらはさっぱりなので、詳しいことはわからない。
ただ、何となくそういう風に思える。
そんなSFやアニメのようなことを考える。
そういった妄想にふけっている時間。
下らないことを考えているときが、案外幸せな時間なのかもしれない。