色あせてゆく
自分の書き出している言葉がひどくチープで
情けない気持ちになる
表現力の無さ
言葉の選び方
情景を描写する能力
どれをとっても劣っているようにみえて
嫌になってくる
そんな言葉は自分の中から生まれてきているので
そう考えていると
なんだか恥ずかしい気さえしてくる
秋のだんだんと枯れゆく草花を見せられているようでもあり
なんとなく
自分の中の衰えと重なって見える
緑を失って茶色になってゆく様はなんとも言えず
物悲しい
だが彼らは来年の春を目指して
地中でチカラを蓄える
大地と一体になって
それぞれの種に生きるチカラを蓄えている
だから私もそうありたいと願っている
そうありたいという思いに
すがって生きているようなものだ