流れてゆく
"時代の流れ" みたいなものを基準にするようなこと、そういう段階から、人はもう一歩先へ踏み出しているような気がする。
「時代の先端」
「時代遅れ」
新しいとか古いだとか、時代がそれを決めるんじゃなく、人それぞれにやるほうがいい。
今、新しいと言っているものなんて、来年になったら古臭いと言い出す。
それが過ぎて十年くらい経てば、今度は「懐かしいもの」として扱う。
更に時代が流れて継承され続ければ、それは伝統として扱われる。
確かにね。一部の人はそういう敏感さが必要なのかもしれない。
でもね。そういうのって、全ての人に必要なことかい?
だから、そういうことに惑わされないようにして、時代の流れを自分という川岸から眺めるつもりで見てやる。
川の流れはぐるぐると忙しなく渦巻いているけれど、川岸にいれば関係ない。
ただ川の流れが過ぎてゆくだけなんだ。